吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)。15日の最終回「物語の先に」は15分拡大版で放送される。
周明(松下洸平)を亡くしたことにより、大宰府から動けずにいたまひろ(吉高)に対し、「お方様、帰りましょう!」「私は帰りたい、都に帰りた~い! きぬに会いた~い!」「お方様と帰りた~い!」と幾度も絶叫した従者・乙丸役の矢部太郎や、「都であぐらをかいていた我らが、命を懸けた彼らの働きを軽んじるなぞあってはならぬ!」と公卿(くぎょう)らに苦言を呈した、実直な大納言・藤原実資役の秋山竜次らの熱演が印象的だった第47回「哀しくとも」(8日放送)。
最後は、道長(柄本佑)の嫡妻・倫子(黒木華)がまひろを呼びつけ、「それで、あなたと殿はいつからなの? 私が気付いていないとでも思っていた?」と問いかけ、驚きのあまり言葉を失うまひろの表情で幕を閉じた。最終回の予告には、新キャラクター・ちぐさ(吉柳咲良)のほか、ききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)の姿も。まひろの娘・賢子(南沙良)が誰かの胸に顔を寄せながら「私は光るおんな君ですもの」と言う場面や、道長のもう一人の妻・明子(瀧内公美)が舌をぺろっと出す姿、道長が頬をぎゅっと押されながら「嫌いにはなりませぬ」と言う姿など、気になるシーンも盛りだくさん。果たして、どんな結末を迎えるのか。
「光る君へ」(全48回)は、平安時代中期に長編小説「源氏物語」を書き上げた紫式部の生涯を描く大河ドラマ第63作。脚本家・大石静によるオリジナル作品で、「篤姫」(2008)以来16年ぶり2回目の大河出演となる吉高が主人公の紫式部/まひろを演じる。語りは伊東敏恵アナウンサー。
2025年1月5日からは、横浜流星が主演を務め、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、蔦屋重三郎(1750-1797)の生涯を描く大河ドラマ第64作「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(脚本・森下佳子)がスタートする。
2024年12月12日
大河ドラマ「光る君へ」最終回は15分拡大版 15日放送
ついに最終回を残すのみ! 今回の大河は近年になくよく見たな。当初は吉高目当てだったが、次第に俳優さん達の演技・演出・脚本に惹かれていき、俗にいうハマってしまった。前回の周明は果たして死んだのかはたまた、乙丸の魂の叫びにも驚いた。
最終回の予告を思い描いてはちょっと疲れてしまう始末。総集編もじっくり見て今年を締めくくりたい。
出演者・スタッフ・関係者一同の皆様、長い撮影お疲れさまでした。
今からロスです。涙。本当に1年間ハマりました。F4の美しい男子達。胸キュンのラブシーン。もう出演者が素晴らしかったです。先日光る君へコンサートがあってましたが良かったです。感動しました。あと一回だけなんて。総集編もしっかり録画して何度も見ます。
ききょうさん 最終回にも出てこられるのは嬉しいです。彰子様の歌会でまひろとの仲も壊れてしまっていたのだが。若い頃のように語り合っている、お互い白髪にはなったけど。よかったです。場所はいつものようにまひろの家ですね。
まひろとききょうの仲を元に戻してくれて大石さんありがとうございます。願わくばまひろと倫子様の仲も良い形で終わらせてほしいです。
最終回だからか盛りだくさんで登場するキャストも多いようです。そして菅原孝標の娘のちぐさ(更級日記の著者)が初登場します。「源氏物語」オタクで有名な人でまひろと会うのかな。「源氏物語」著者とその強力なファンどんな会話になるのか、面白そうです。
たった15分ですが(ぜんぜん足りない!)それでも拡大の最終回を愉しみます。
日曜日の夜が待ち遠しくていつもあっという間に終わってしまう。もっと観たい!と思わせてくれた。一度も見逃さずに観た大河は初めてじゃだった。大石先生、俳優の方々、光る君へのスタッフの皆さん、ここまでどっぷりハマるドラマを作っていただきありがとうございました。
光る君へは近来まれに見る傑作だと思うんですよ。大河ドラマで傑作といえば近年だと「鎌倉殿の13人」なんですが、あれと全く違ったベクトルで面白い。
あれは愉快なホームドラマであり殺伐とした殺し合いのドラマであり「吾妻鏡」という原作がありながら巧みに先の展開を読ませない三谷幸喜らしい作品でした。対して光る君へは平安時代というイメージからとても想像できないバイオレンス&ホラー風味で容赦なく貴族の世界が描かれている。
そして藤原道長と紫式部が恋仲という大きな嘘をつくために史実虚実取り混ぜた本当に細かい描写で巧みにその嘘を補完しているところが良い。
15分拡大の最終回、寂しいですがとても楽しみです。