俳優で歌手・中山美穂さんの突然の訃報を受けて、中山さんがかつてフランス・パリで暮らしていた当時に親交のあった有名パティシエが中山さんの知られざる素顔を明かしました。
中山美穂さんは2002年の結婚を機にパリに移住し、10年以上暮らしていました。
当時、親交があった方からも悼む声が寄せられています。
「MORI YOSHIDA」オーナーパティシエ 吉田守秀さん(47)
「本当に優しいし、あったかいし、おおらかですし、すごい周りを楽しませてくれる人で、本当に気を遣ってくれていたりとか、一番先に酔っぱらって楽しくなるとか、いろんな表情をみせていただいた」
フランス・パリの人気パティスリー「MORI YOSHIDA」オーナーパティシエの吉田守秀さんは、2013年に店を開業した当初に、当時、店の近所に住んでいた中山さんと親交がありました。
「MORI YOSHIDA」オーナーパティシエ 吉田守秀さん
「(ケーキを)食べてもらって『おいしいから大丈夫だね』と言ってくれて、当時から何回もお店に来ていただいて、アドバイスもいただいて、励ましてもいただいていた。人としてアドバイスをもらうことも多くて僕もスタッフにいいものをしっかり作らせたいとか、やっぱり熱量のあるパティシエってこういうものだからという話をしても『それはヨッシーはそうだけど、そうじゃない人もいていいんじゃない』『楽しくケーキや料理を作りたい人もいていいじゃん。だけど本気で打ち込んでいる人もいていいし、いろんな人がいてもいい』と言ってくれて僕はずっと覚えています」
吉田さんはその後、フランスのテレビ局のコンクールで2年連続優勝し、フランスの人気マカロン店「ラデュレ」とコラボするなど名実ともにパリ屈指のパティシエになりました。
「MORI YOSHIDA」オーナーパティシエ 吉田守秀さん
「また食べてもらいたかったです。また仕事で(中山さんが)来る機会があるんじゃないかなとか、日本でお店ができたので来やすいかなとか思っていたので急な話で寂しいですね。本当にスターというか華やかな人なので、(日本に)戻られてやっぱり自分の世界にもう一回戻ったんだな、もう一回花開くんだろうと思った矢先だったのでもうちょっと見たかったし、もっと褒めてもらいたかったなと。こんなになりました、というのを」