テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」が12日、放送され、コメンテーターと解説で出演した専門家が、一触即発のバトルを繰り広げる場面があった。
番組では、年収の壁引き上げが話題になる中で、厚生年金や健康保険などの社会保険料の支払いが発生する「106万円の壁」について、取り上げた。
コメンテーターとして出演する、企業経営者の安部敏樹氏が「106万円の壁撤廃は支持しますけど、減税の話は議論があるのに、社会保険料の話だけは議論がないままに、スルッと厚労省の部会だけで進んでいくというのは、フェアじゃないんじゃないですか?実質的には増税に近い話。ちゃんとオープンな議論をして、国民合意を得て進めてもらいたい」と話した。玉川氏が意見を述べたあとも「厚労省だけで決めないで」と繰り返した。
しかし、経済評論家の加谷珪一氏がこの発言に反論。「厚労省の味方をするわけではない」と前置きして、「ちなみにですね。この話はずっと厚労省の部会でやっていて、公開もされているので、これはちゃんと国民の合意形成を得た上で、勝手に進めている訳ではない」と話した。
安部氏はそれでも「分かりますけど、国会議員が議論した結論ではないですよね。民主主義で選ばれた人たちがやっているわけではなくて、部会で有識者として選ばれた人がやっている」と再反論。
加谷氏は「最終的には年金の法案とか、法改正で法律に体現されているので、勝手にやっているというのは違うと思います」と繰り返したが、安部氏は「まあ、でも国会で与党が安定しない状況では…」と納得せず。
すると、「であっても、国会を無視して決めているわけではないので、それは事実誤認だから、その発言はやめた方がいいと思います」と返した。
「いやいや、でも」と加谷氏の話を打ち消そうとする安部氏に、ついに加谷氏の顔色が変化。「でもじゃないですよ」と軽ギレ。「これはきちっと、厚労省の中で決めて制度改正で法改正をやっている話。勝手に進めている話ではないです」とこれまでの主張を繰り返した。
「少なくとも…」とまだ抵抗する安部氏に「事実とは違うから、テレビで事実と違うことを言うのは、いけない。ダメです」と加谷氏。「少なくとも減税の話とか…」と言葉がついて出た安部氏に「話をそらさないで下さい」とピシャリと言い切った。
安部氏は「本当に国民がその認識を持ってますか?という話です」とあくまで国民の理解に視点を置いたが、加谷氏は「それはよく分かるけど、勝手に進めていると言い切ってはダメですと言っているだけです。メディアでより、こういう話をちゃんと取り上げましょうというならいいですけど」と厳しく言い続けた。
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2024年12月13日
『識者とコメンテーターが一触即発バトル壮絶15ターン「事実誤認」「でも」「でもじゃない!」「話をそらさないで!」』by「デイリースポーツ」
この場面をリアルに見ていましたが、加谷さんが言っていたのは「事実と違うことをテレビで言ってはだめ」「メディアは、こういうことをもっとちゃんと取り上げましょうというのならいい」ということでしょう。最近は、事実と違うことを平気で言って、世間を煽るコメンテーターが多いし、それに対して反論どころか同調する共演者も多い。その点、加谷さんは毅然として反論されていたところに、いつもの穏やかな彼の違った一面を見た気がします。
これはどちらかが正しいとかいう問題ではなく、加谷さんのような専門家は厚生省内の部会での以前からの議論なども承知しているけれど、阿部さんはじめ多くの一般人は今回の問題で初めて認知した人が多いのは当然だと思います。厳密に言えば加谷さんの言う事は正論なのですが国民からすれば「そんなの聞いてないよ~。」というのが肌感覚だと思います。もちろん「メディアで確認の取れていない情報を断言」するのはダメですけど、議論の場を国民に広く知らしめるのも大切だと感じました。
実際にテレビを見ていました。下打ち合わせが無い番組と聞いていましたが、意見の違い等を討論したのですから、良いと思いました。この話題に限りませんが、一般国民には詳細が不明の感じが強いので、今後の番組で、シッカリした報告を期待します。
ゲストの専門家とコメンテーターが凄いやり合いになってました。玉川さんが思わずスタッフに話を切り替えるように促してました。羽鳥さんがいないのでMCが若手のアナで、ただ黙って見てるだけになってて誰も止められないくらい怒鳴りあってました。羽鳥さんがいれば上手に収められたかもしれないけれど。
加谷氏が切れかけるイメージが無かったので、ぜひ見てみたかったと思いました。基本、社会保険料の方が引き上げに関する抵抗が小さくて国民の知らない間に決まっていくということだと思います。例えば、厚労省のHP等に公開されていてもそこに見に行く国民はほとんど居ないと思いますし、反対意見を言う機会も無いように思います。
コメ数1323、1位コメの「共感した」数は10000。「共感した」数が多い順に5つピックアップ。「識者とコメンテーターが一触即発バトル壮絶15ターン「事実誤認」「でも」「でもじゃない!」「話をそらさないで!」」12/12(木) 20:11配信のデイリースポーツの記事。