歌手中山美穂さん死去 お酒が好きだった 自宅の浴槽で見つかる 死因はヒートショック、溺死の可能性も
女優で歌手の中山美穂さん(54)が東京都渋谷区の自宅の浴槽で死亡しているのが6日、見つかった。 スポニチアネックスの取材では、捜査関係者によると、部屋には遺されたメモや薬などはなく「自殺を感じさせるものは初見ではなかった」という。 お酒が好きだった中山さん。穏やかな性格でニッコリしながらお酒をおいしそうに飲んでいたことで知られる。5日夜に飲んでいたかは不明だが、警察は死因については、状況から溺死、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体に悪影響をもたらす「ヒートショック」によるものだった可能性を視野に入れて調べている。 消費者庁によると2019年の浴槽内の死亡者は約4900人で、約9割が65歳以上の高齢者。発生月は1月が最多で、次いで12月と冬に急増する。寒暖差で血圧が乱高下し、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすヒートショックが多発するためと考えられる。 中山美穂(なかやま・みほ)1970年(昭45)3月1日生まれ、東京都小金井市出身。85年にデビューし、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。以来、女優と歌手を両立している。WANDSとの「世界中の誰よりきっと」や「ただ泣きたくなるの」など数々のヒット曲を放った。88年より7年連続で紅白に出場。また女優としても活躍し、95年の主演映画「Love Letter」でブルーリボン賞ほか各主演女優賞を、98年の『東京日和』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。その後も「サヨナライツカ」「Last Letter」などの映画やドラマに出演した。2019年に歌手活動を再開し「Neuf Neuf」を発表した。2020年12月にはベスト盤「All Time Best」をリリース。
中山美穂さん死去 5日深夜にはスマホで仕事のやり取り
俳優で歌手の中山美穂さん(54)が6日、東京都渋谷区の自宅で死亡しているのが見つかった。所属事務所の関係者が浴槽内で中山さんを見つけ、正午過ぎに110番した。 警視庁によると、中山さんは水を張った浴槽に座った姿勢だったという。部屋は施錠されており、発見時は1人だったとみられる。警視庁は事件性は低いとみている。 5日午後11時過ぎには、スマートフォンで事務所関係者と、仕事に関するメッセージをやり取りしていたという。 中山さんは6日に大阪市内でコンサートを開催する予定だった。事務所関係者は6日午前9時ごろに、大阪に新幹線で行くため、JR品川駅で中山さんと待ち合わせをしていたが、現れなかったため自宅に向かったという。【朝比奈由佳】 中山美穂さんの主な作品(右側は発表年) 【シングル】 「ツイてるねノッてるね」1986年▽「Witches」88年▽「愛してるっていわない!」90年▽「世界中の誰よりきっと」92年▽「幸せになるために」93年▽「ただ泣きたくなるの」94年 【テレビドラマ】(かっこ内は放送局) 「毎度おさわがせします」(TBS)85年▽「ママはアイドル!」(TBS)87年▽「君の瞳に恋してる!」(フジテレビ)89年▽「信長 KING OF ZIPANGU」(NHK)92年▽「眠れる森」(フジテレビ)98年▽「黄昏流星群 人生折り返し、恋をした」(フジテレビ)2018年
森口博子、同期の中山美穂さんの訃報に動揺「ちょっと私も信じられない」
歌手、森口博子(56)が6日、パーソナリティーを務めるBAYFM78「KISS & SMILE Hour.3」(金曜後1・0)に出演。この日、54歳で東京都内の自宅で亡くなった女優で歌手の中山美穂さんについてコメントした。 番組途中で中山さんの訃報が伝えられると、森口は「同期で同じレコード会社の美穂ちゃんが亡くなってしまったというニュースが入ってきて、ちょっと私も信じられないというか、動揺してるというか…えーなんで」とショックを受けた様子。 「さっきも人生なにが起こるかわからないからこの先もね、音楽を頑張っていこうってお話をしていたんですけど、あまりにも突然で…。私も気持ちの整理がつかなくて、ごめんなさい。ただただ、美穂ちゃんがどうしちゃったんだろうっていう気持ちでいっぱいです」と声をつまらせながらも思いを伝えた。 最後に「ちょっと美穂ちゃんとは、後で私の中で気持ちを通わせて、ゆっくりと美穂ちゃんとは私の中でお話させていただきたいと思います」と偲んだ。