「生きているだけでいいんだと」長女の難病公表の星野真里、中山美穂さん死去から4日後に綴っていた想い
女優の星野真里(43)が29日までにインスタグラムを更新。自然味あふれる大地と空の2枚の写真を公開した。 この日、星野は《憧れの人が永遠なる憧れとなれば師走の空 遠すぎる》とつづり、加えて《#冬、#ねぎ、#憧れ、#永遠》というハッシュタグを付けた。投稿されたのは、冬の澄み渡った青空と、畑に元気よく根付くねぎの様子だ。 続けて《生きているだけでいいんだと それだけで十分なんだと心の奥底から思えるのは 永遠の別れを突きつけられた時なのかもしれない それはとてつもなく悲しい瞬間だけれど》と加えた星野。 さらに《最期にいただいたその贈り物を 大切に生きていかなくては 私の足はまだこの大地を踏みしめているのだから》と語り、最後に《今夜は麻婆豆腐 そして餃子を食べる予定 寒い日々となりました 皆様ご自愛くださいね》と締めた。 「星野さんがこの投稿を行なったのは、歌手で女優の中山美穂さんが亡くなった4日後のこと。 2011年に結婚し、15年に長女・ふうかさんを出産した星野さんですが、そのふうかさんが国の指定難病に認定されている“先天性ミオパチー”であることを今年9月に公表。生後6か月の時に余命が2歳と宣告されていたというふうかさんは、現在9歳を迎えたそうでインスタグラムでは笑顔の家族ショットが公開され、大きな反響を呼びました。 命の尊さを人一倍感じる出来事を経験してきた星野さんだけに、中山さんの突然の訃報に様々な想いが込み上げてきたのではないでしょうか」(女性誌ライター) そんな星野の投稿に、ファンからは《生きられてる日々を大切に過ごさなくては》《真里さんの言葉は、とても心に響きます》《遠くにいってしまいましたね、晴れた日も、雨の日も、空を見て、あの方の笑顔を思い出して、まだがんばらねばと思います》などの声が寄せられている。 《生きているだけでいいんだと》という星野の言葉。中山さんの訃報で悲しみが広がる中、心に染みるものがある。
新幹線で旅行客のリュックの中を物色…中国国籍の沈開亮容疑者(46)を逮捕「何も取ってないのに」容疑否認 JR東京駅
新幹線の荷物棚に置かれたリュックサックを盗もうとしたとして、中国人の男が現行犯逮捕されました。 中国国籍の沈開亮容疑者(46)は29日、JR東京駅で停車中の新幹線で、荷物棚に置いてあった旅行客のリュックサックを取って中を物色していたところ、警察官に現行犯逮捕されました。 沈容疑者は「何も取ってないのになんで逮捕されるんだ」と容疑を否認しています。 これまでに同様の被害が相次ぎ、沈容疑者が出入国を繰り返して犯行に及んだとみて捜査しています。
「娘の死を無駄にしたくない」 元担当検事が見た両親の覚悟 東名炎上事故から25年
「娘たちの、これから70年80年と生きられていたであろう命の重さに比べて懲役4年はあまりに軽い」 2人の娘を死なせたトラック運転手への判決に、母は大粒の涙を流して悔しがった。 1999年11月28日。 東名高速道路で飲酒運転のトラックに追突され乗用車が炎上、乗っていた井上奏子ちゃん(かなこ、当時3歳)と周子ちゃん(ちかこ、当時1歳)の2人が命を失った。 悪質な交通事故への厳罰化を求めて署名活動などを展開した両親の思いは国を動かし、危険運転致死傷罪の創設へと結実した。 事故から25年。 当時、主任として捜査を担当した元東京地検交通部の検事が、インタビューに応じてくれた。 今でも強く印象に残っているのは、母・井上郁美さんが言った「娘の死を絶対に無駄にしたくない」という言葉だという。 元検事が語る、「懲役4年」判決の裏側と、彼自身の人生にも影響を与えた井上夫妻の存在の大きさとは。 (テレビ朝日 佐々木毅) ■ 「私も井上さんに人生を変えていただいた」 12月1日、千葉市内で行われた「かなこちゃんちかこちゃんをしのぶ会」。 井上保孝さん郁美さん夫妻が主催し、奏子ちゃん周子ちゃんの生前の写真をスクリーンに映し出すなどして2人の思い出を語り合う。 会の中盤、あいさつに立った内藤秀男弁護士は、こう切り出した。 「井上さんたちに初めてお会いしたのは25年も前ですね」 彼こそが25年前、東京地検の検事として、井上さん一家の事故を捜査し、加害者を起訴した人物である。 「私も皆さんと同じように井上さんたちによって人生を変えさせていただいた。井上さんたちに会わなければ私は今こうやって被害者を支援する弁護士にはなっていなかった」 年1回の「しのぶ会」には現在、多くの被害者遺族が参加している。 事件や事故で家族を失い、途方に暮れている時期に井上夫妻と出会い、ある人は助言や支援を受けて生活を立て直し、ある人は裁判などで戦うための力を得てきた。 そういう人たちに向けて、内藤氏はこう結んだ。 「これから私もがんばっていきます。どうか皆さんも一緒にがんばっていただければと思います」 福岡高検刑事部長や鹿児島地検検事正を歴任し、2023年1月に退職。 現在は前橋市内で法律事務所を主宰している。 あいさつにあったように、検察官人生を通して井上夫妻の生き方から大きな影響を受けてきたという。 出会いは、事故直後に行った郁美さんへの事情聴取だった。